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2025/04/09 09:24

アートビズが注目するアート情報。
2025年4月5日(土)より東京ステーションギャラリーにて開催されている、タピオ・ヴィルカラの日本初の回顧展を紹介します。

同展はフィンランドのブランド、イッタラが特別協力として関わる展覧会です。
詳細についてお伝えしましょう。


タピオ・ヴィルカラについて


タピオ・ヴィルカラ(1915ー1985)は、フィンランドのモダンデザインを代表するデザイナー。
フィンランドのプロダクトデザインの中心人物で、ガラスや家具のデザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、フィンランドの紙幣まで手がけました。

ヴィルカラは、長いキャリアのなかで、ミラノ・トリエンナーレでの三度の金賞、ルニング・プライズ、プロ・フィンランディア・メダルプリンス・ユージン・メダルなど、たくさんの賞を受賞。
そのキャリアの始まりは、1946年にイッタラが協賛したコンペティションで初めてデザイン賞を受賞したことでした。

イッタラのアートディレクターとしての40年以上のキャリアのなかで400点以上ものガラス作品を手がけ、イッタラの国際的な評価を築くのに尽力したヴィルカラ。

今回、同氏の日本初の回顧展がイッタラが特別協力したかたちで開催されています。



回顧展について


現在、東京ステーションギャラリーで開催されているのはタピオ・ヴィルカラの生誕110周年を記念した回顧展。
EMMA ( エスポー近代美術館)、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ約300点に加えて写真やドローイング(複写)が展示され、デザイナーとしてだけでなく表現者としてのタピオ・ヴィルカラの魅力に迫ったものです。

2025年4月5日に開幕するこの日本初の回顧展は、2025年から2026年にかけて日本全国を巡回し、様々な切り口でヴィルカラのクリエイティビティを紹介する予定で、最終章ではラップランド地方の溶けつつある氷にデザインのインスピレーションを得たヴィルカラの代表作、「ウルティマ ツーレ」を約300点使用したドラマチックなインスタレーションがイッタラの協力により展示されるとのことです。



特別なサケグラスも発売


今回、日本初の回顧展とタピオ・ヴィルカラの生誕110周年を記念して、イッタラは特別なウルティマ ツーレのサケグラスも発売。
この特別なグラスには化合物は含まれず鉄分を多く含むフィンランド産の砂を使用して作られており、自然が生み出す趣のある美しいグリーンのカラーが特徴とのことです。

ヴィルカラがキャリアを通じて追求してきた精密さと卓越した芸術性を体現できる同商品にも要注目。
ぜひ、この機会に同展に足を運んでみてはいかがでしょうか。



参考



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今週のアートビズが注目するアート情報は「タピオ・ヴィルカラの回顧展」でした。

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