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2024/12/05 10:52
アートビズが注目するアート情報。
未来にやさしい空間づくりを行う株式会社船場が、横浜みなとみらい21中央地区53街区 横浜シンフォステージに「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(通称:リジェラボ )」を創造。
ヤマハ発動機由来の廃棄物をアップサイクルし、リジェネラティブを考える共創スペースを創造した株式会社船場の取り組みを紹介します。
「リジェネラティブ」がテーマ

共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」では、ヤマハ発動機がこれまでさまざまな事業で向き合ってきた社会課題への取り組みの発信。
自然環境の維持(サステナブル)にとどまらず、より良い状態に再生させる「リジェネラティブ(再生)」をテーマに、それを具現化するためにヤマハ発動機の製品の製造・輸送過程で発生した廃棄物や廃材などをアップサイクルして什器と家具を制作。
共創スペースを訪れた来訪者に什器のストーリーを説明し、リジェネラティブについて考えるきっかけとしてもらうことを目指したものです。

制作内容について
今回、船場はヤマハ発動機由来の廃棄物の中で、特にFRP(繊維強化プラスチック)に着目。
ヤマハ発動機は、耐候性や耐震性に優れるFRPを用いて、レジャーボートやプールなどさまざまな製品を製造してきており、今回そのFRPでできた廃棄予定の競技用プールを活用し、展示用什器が制作されました。

展示用什器のほかにも、テーブル天板やホワイトボード、可動棚へもFRPをアップサイクルしているとのことです。
そのほか、FRPプールの廃材で制作した展示什器の最初の企画展示として、コンテンポラリースタジオwe+と共同で、ヤマハ発動機の製品製造過程で生じる端材や廃材を用いたアートワークを制作。
什器内の展示は、今後ヤマハ発動機が着目する社会課題やテーマに基づき入れ替わるとのことです。
そのほか共創スペースでは、ヤマハ発動機の工場で使われていたボート保管・運搬用の台車、廃棄物保管用FRPワゴン、FRP成型用の型枠、ボートのハンドル、輸送時の梱包材などもアップサイクル。

ヤマハ発動機創業の地でもある、マウンテンバイクパーク『ミリオンペタルバイクパーク』で採集した土を、プランターやマウンテンバイクのパンプトラック側面に左官材として使用するなど、首都圏のオフィスでも自然と遊びのフィールドを感じられる空間を創り上げたとのことです。
YAMAHA MOTOR Regenerative Labへ

来訪者との「共創」を模索しながら、新事業やイノベーションを生み出す拠点として10月25日にオープンした「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」。
今後イベントなどを通して社外への情報発信や交流が行えるよう、多様な使い方を想定したワークショップエリア、社内外の来訪者が利用可能なコワーキングエリアのほか、展示用ギャラリーエリアや、来訪者との仲を深めるキッチンなどを設置しています。
興味がある方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
参考
■YAMAHA MOTOR Regenerative Lab
所在地:横浜みなとみらい21中央地区53街区 横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE ™)WEST棟9階
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今週のアートビズが注目するアート情報は「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」でした。
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