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2024/09/25 11:55

アートビズが注目するアート情報。
今週は、2024年10月5日(土)から10月27日(日)まで東京ミッドタウン八重洲を中心に実施される「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」を紹介します。

同展示はサンフランシスコ近代美術館名誉キュレーターによる特別展示となっているほか、アートフォトを実際に見て購入もできるアートフェア「T3 PHOTO ASIA」も初開催されるとのことです。


「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」について



「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」は、作品を探索しながら東京の新たな一面を発見する楽しみ、東京という街を舞台に生み出される新たな表現との出会い、そして都市による文化観光を生み出す写真祭。

昨年に引き続き、今年も東京駅の東側エリア(八重洲・日本橋・京橋)での実施となります。

会場のひとつとなっている東京ミッドタウン八重洲はイベント最大級の展示会場となっており、今回はサンフランシスコ近代美術館 写真部門名誉キュレーターであるサンドラ・フィリップス氏による「New Japanese Photography in New Light」が特別展示されます。


サンフランシスコ近代美術館 写真部門名誉キュレーターである
サンドラ・フィリップス氏


なんと今回は、出展作家の一部の作品に日本が誇る伝統工芸を掛け合わせた特別な試みでの作品展示を実施。

土門拳や十文字美信などの作品に日本の伝統工芸を掛け合わせた、新たな表現での展示となっているとのことです。



特別展示について


今回開催される、「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、「New Japanese Photography:50years on」をテーマに、3組のキュレーターによる企画展を実施。

50年前にニューヨーク近代美術館(MoMA)で行われ、その後日本の写真が世界で高く評価されるきっかけとなった写真展「New Japanese Photography」展に対し、時間と空間を越えた東京からの返答というかたちの企画となっています。

サンドラ・フィリップス氏が監修する東京ミッドタウン八重洲の展示では、50年前にMoMAで行われた伝説の展示に日本の工芸とのコラボレーションにより新たな光を当てる「New Japanese Photography in New Light」を開催し、館内各所に10作品が展示される予定です。

東京ミッドタウン八重洲1F ガレリアでは、「New Japanese Photography」展にて展示されていた日本人作家たちの作品を紹介する壁面展示が登場。


東京ミッドタウン八重洲1Fアトリウムは、土門拳×山形緞通(やまがただんつう)。

土門拳「室生寺」



東京ミッドタウン八重洲3Fには、秋山亮二× アワガミファクトリーが展示となります。

秋山亮二「スクラップ・ランド」より「映らないテレビ」



見るだけではないアートフェア


「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」は、歴史ある写真作品が絨毯や陶板になるなど、写真作品×日本の伝統工芸で表現するこれまでにない特別な試みで展開される展示会。

さらに、気に入ったアートフォトは購入可能という、見るだけではないアートフェア「T3 PHOTO ASIA」の開催も見逃せません。

新たな写真作品の表現方法を、この目に焼き付けてみては。



参考

【New Japanese Photography in New Light 開催概要】
期間:2024年10月5日(土)~10月27日(日)
 ※東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する写真祭「T3 PHOTOFESTIVAL TOKYO」内「New Japanese Photography:50 years on」「Tokyo Dialogue 2024」と同時開催
開催場所:東京ミッドタウン八重洲
 (その他会場)東京建物八重洲ビル、東京建物日本橋ビル、東京建物仲通ビル、国立映画アーカイブ
入場:無料
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 実行委員会
協力:東京ミッドタウン八重洲