【皇帝の名を戴く丘と、その歴史を受け継ぐ造り手】
コルトン・シャルルマーニュ。その名は、中世ヨーロッパに君臨したフランク王国の皇帝シャルルマーニュ(カール大帝)に由来します。皇帝がこの丘に畑を所有していたという伝説とともに語り継がれ、千年以上の時を超えて、ブルゴーニュ白を代表する偉大なグラン・クリュのひとつとして名声を築いてきました。
これほどの歴史を背負う畑でワインを造ることは、名誉であると同時に、大きな責任を担うことでもあります。ヌマ・コルニュはその重みを誰よりも理解する造り手です。南ローヌの家族経営ワイナリーで、世代から世代へと受け継がれるワイン造りを間近に見て育った彼にとって、土地の歴史に敬意を払うことは、ワイン造りの出発点そのものだからです。
自らの解釈を押しつけるのではなく、この丘が千年にわたって育んできた個性を、そのままの姿でグラスへ。その謙虚で揺るぎない姿勢が、伝説の特級畑に新たな一章を刻んでいます。
【標高300m前後の急斜面、二度の熟成が磨き上げる至極の一本】
畑は、コルトンの丘の上部、標高280mから330mに位置する、やや急な斜面に広がっています。丘の麓に広がる赤のコルトンに対し、白のシャルルマーニュはより高く、より冷涼な場所で育まれます。土壌は茶色い粘土石灰岩と小石からなり、この地ならではの張りつめたミネラルと気品をワインに授けます。
ラベルにヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)と記されたブドウが育つ区画は、わずか0.28ha。平均収量は約25hlと、ムルソー・シャルム(約30hl)をさらに下回る、シリーズ中でも際立って少ない水準に抑えられています。そして、ラベルには「François(フランソワ)」の名が静かに記されています。
収穫後、ブドウは全房のまま空圧式ソフトプレスで穏やかに搾られ、アルコール発酵とマロラクティック発酵(MLF)を経て、まろやかさと複雑さを深めていきます。
熟成には新樽を用い、実に24か月という長い時間をかけます。さらに瓶詰め後も6か月間、瓶内で静かに熟成させてから世に送り出されます。合わせて2年半におよぶ熟成が、グラン・クリュの果実を、比類なき完成度へと磨き上げています。
【澄みわたるペイルゴールド、優雅と威厳が極まる調和】
グラスには、美しく澄みわたったペイルゴールドが気高く輝きます。
薔薇の優美な花の香り、フレッシュなアーモンド、みずみずしい柑橘類、そして甘やかなハチミツ。その奥から、ほのかに森のスパイスを思わせるニュアンスが立ち現れ、幾重にも織り重なる香りが、グラスの中で壮麗な世界を描き出します。
口に含むと、酸、ミネラル、ボディ、そのすべてが寸分の狂いもなく均衡しています。いずれかが突出することなく、完璧な調和のもとにひとつの味わいを形づくる。それこそが、偉大なグラン・クリュの証です。
優雅でありながら、堂々とした風格を放つ。まさにブルゴーニュ白の頂に位置する、類まれなるワインです。
フォアグラや、蟹・伊勢海老といった甲殻類の料理など、贅を尽くした一皿とともに味わえば、その気品がいっそう輝きを増します。
生涯の記念となる祝宴に、あるいは真に特別な方への最上の贈り物に。皇帝の名を戴く特級畑が紡ぐ、至福の時間をお届けします。
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