【力強さを知る造り手が描く、品格あるポマール】
ポマールは、コート・ド・ボーヌにおいて力強く骨太な赤ワインを生む村として、古くからその名を知られてきました。隣村ヴォルネイが優美さで人を魅了するなら、ポマールは堂々たる風格で語りかける村です。
この村の畑を手がけるヌマ・コルニュは、陽光あふれる南ローヌの家族経営ワイナリー、シャトー・ギオに生まれ育ちました。ボルドー、ローヌ、そして新世界オーストラリアまで、個性豊かなワインの産地で経験を重ねてきた彼は、ワインが持つ「力」の多彩な表情を知り尽くしています。
その彼がブルゴーニュで追い求めるのは、力を誇示することではなく、力を調和へと昇華させることです。人為的な介入を抑え、無理な抽出を避けるその手法は、ポマールの秘めたる力強さを、気品ある均衡へと導いています。
【東から南東へ開ける斜面、粘土石灰岩の力】
畑は、ポマールの斜面の中央部に位置し、東から南東に向かって開けています。朝から昼にかけて豊かな陽光を受けるこの向きが、ブドウに十分な成熟をもたらします。
土壌は粘土石灰岩です。粘土がワインに厚みと力強さを、石灰岩が引き締まった骨格と品格を与えます。ラベルにヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)と記されたブドウが育つ区画は、わずか0.39ha。リュット・レゾネで栽培し、収穫と選果はすべて手作業で行います。
除梗後、温度管理されたステンレスタンクで3〜4週間のマセラシオンを行い、1日2回のピジャージュで果皮に宿る色調とタンニンを丁寧に抽出します。その後、オーク樽で10か月間熟成させます。力強い果実と樽の風味が一体となった、ポマールらしい堂々たる姿に仕上がっています。
【黒果実とスパイスが織りなす、重厚なる調和】
グラスを満たすのは、力強さを予感させる深い色調です。
立ちのぼるのは、凝縮したブラックチェリーの香りと、さまざまなスパイスのニュアンス。力強くも複雑なアロマが、グラスの中で存在感を放ちます。
口に含むと、しっかりとしたタンニンが味わいに確かな骨格を与えます。それでいて決して荒々しくはなく、果実とタンニンが見事に調和した、洗練された印象を残します。まさに名声にふさわしい、偉大なブルゴーニュの姿です。
さらに熟成を重ねると、レザーを思わせる妖艶なニュアンスへと移ろい、時を経たポマールだけが持つ深い魅力を開花させます。
鹿肉をはじめとするジビエ料理や、ラム肉のローストなど、力強い肉料理と合わせれば、互いの存在感を高め合う堂々たるマリアージュが生まれます。
晩秋から冬にかけての特別な晩餐に、あるいはセラーで熟成の時を重ねる一本として。力強さと気品を併せ持つポマールの真髄を、ぜひご堪能ください。
※クール便や“のし”、ラッピング等をご希望のお客様は、「カートに入れる」ボタンを押していただいたあとに表示される「購入情報入力」の最下部にある「備考欄」にご記入ください。
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